そのような脂性肌の人でも気をつけるべき点や、肌への理解を深めることにより悩みを解消することができます!
脂性肌(オイリー肌)ってどんな肌なの?
肌は皮脂と水分の量により「普通肌」「乾燥肌」「脂性肌(オイリー肌)」「混合肌」の4つに分類されます。この中でも、特に肌トラブルが発生しやすいのが「脂性肌」といわれています。脂性肌の人の多くは、顔のテカりやべたつき、毛穴汚れなど、多くの悩みを抱えています。 肌のテカリが気になったり、毛穴が目立ったり、ニキビができたり・・・。また、脂性肌の方はスキンケアのベタつきが気になるという方も多いのではないでしょうか?
一般に脂性肌、オイリー肌と呼ばれる肌質がどんな状態なのか・・・もちろん言葉自体は“皮脂が過剰に分泌された肌”を指すのですが、なぜ皮脂が過剰分泌されるのかという原因、メカニズムに焦点を当てないと根本的なケアは出来ません。
そもそも皮脂というのは肌荒れの原因ではなく、肌表面を守るための保護膜。その保護膜が過剰に分泌されるというのは、肌が過剰な保護を必要としているということに他なりません。要するに、角質層にある肌本来のバリア機能が弱まっているため、その機能低下を補おうと表面の保護膜を過剰に張っているわけです。
大人の脂性肌は、角質層の乾燥、男性ホルモン過多によって引き起こされます。皮脂そのものに毒性はありませんが、酸化された皮脂は炎症の原因になりますので、皮脂量のコントロールは非常に重要。そのためには角質層に水分を補給する保湿ケア、男性ホルモンを抑制するホルモン治療などが効果的です。
ただし、一定量の皮脂は肌表面の保護膜として必要なので、ゴシゴシと無理矢理に皮脂をこそげ落とす乱暴な洗顔はNG。かえって現状を悪化させる要因になります。 肌のバリア機能を司っているのは、角質層で角質細胞の隙間を埋めているセラミドやNMF(天然保湿因子)といった細胞間脂質。これらの物質は水分と油脂を層状に構成したラメラ構造を作り上げ、外部刺激から皮膚を守っています。このうち油脂は常に皮膚から産生されているので問題ありませんが、水分は不足する場合があるのです。こうして水分が不足して角質層が乾燥すると、バリア機能が破綻してしまいます。実は角質層の乾燥こそがバリア機能低下、皮脂による脂性肌の根本原因。むしろ、脂性肌の方こそ、積極的に保湿ケアをするべきといえるでしょう。
実はオイリーな肌になる原因は、肌への水分不足です。そのため、乳液などを塗らずにスキンケアを終わらせてしまうと、油分と水分のバランスがもっと悪くなってしまいます。 乳液は油分のため、脂性肌に拍車をかけるのではないかと思われそうですが、肌に油分が出る1つの原因として、肌への水分不足があり化粧水で保水します。しかし、化粧水だけだと蒸発によりすぐ水分がなくなってしまうのでその蒸発を防ぐために乳液で肌に膜を張るのです。
化粧水と乳液は必ずセットで使いましょう! クリームや美容液といったものは、塗った直後に顔がてかてかとすることから、脂性肌に拍車をかけるのではないか、と思われがちですが、そうではありません。 もともと肌が乾燥傾向の方で、それを補うために皮脂の分泌が過剰になっている場合(乾燥性脂性肌)は、保湿することで肌が潤い、皮脂の量が適切になる場合もあります。 脂性肌(オイリー肌)といっても、肌の水分量が不足し乾燥している場合もあれば、ホルモンバランスの崩れや生活習慣により皮脂分泌を過剰にしている場合もあるので、自分はどのような肌なのかを認識して問題解決に取り組みましょう。
<脂性肌か乾燥性脂性肌か見分ける方法>
いつも通り洗顔を行った後、タオルで水気を拭き、化粧水などはつけずに少しの間放置してみてください。 特に突っ張りはないけれど、顔全体が徐々にテカってきた、と感じる人は脂性肌の可能性が高いです。 逆に最初は突っ張った感じがしていたのに、だんだんと肌表面が皮脂でテカテカしてきたと感じたら、乾燥性脂性肌かもしれません。
脂性肌(オイリー肌)向けのスキンケア化粧品の正しい選び方
そこで、ここでは脂性肌の方に注目してほしいオイリー肌向けのスキンケア化粧品の選び方を解説していきます。 水分量の少ない乾燥した肌もまたトラブルの元。保湿成分も配合された基礎化粧品を選んで、皮脂の除去と保湿の両面から脂性肌をケアしていきましょう。 しかし、いざ見直そうとしても、脂性肌にはどんなものを使ったらいいか悩んでしまう人も多いと思います。脂性肌は体質によるものと思われがちですが、それ以外にもストレスやホルモンバランス、食生活の乱れ、正しくないスキンケアなど、様々な原因が複合して引き起こされます。 ここで選び方を間違えてしまうと、脂性肌に正しくアプローチできないところか、最悪のケースでは肌にダメージを与えてしまうことも。 脂性肌はニキビや毛穴の開き、黒ずみなど様々な肌トラブルを引き起こすおそれがあります。 また、単純な脂性肌と乾燥性脂性肌では一見すると似ていますが、実は肌の状態が異なるため、それぞれにあったスキンケアを行うことが重要です。 改善するには時間がかかることもありますが、日々の積み重ねが大切になります。 正しい選び方を覚えて健康な肌を目指しましょう。
洗顔料の選び方
・脂性肌の方は比較的高めの洗浄力を持つ「石けんベース」の洗浄成分を持っている使ってみましょう。一般的にさっぱりとした使用感で、泡切れがよく、肌への残留感も少なめです。
また、石けんと似た特徴を持つラウレス4-カルボン酸などの「エーテルカルボン酸系」は、肌への負担が少ないながらも高い洗浄力を持っています。 石けん成分ではありませんが、ラウレス硫酸Naやラウレス硫酸アンモニウムなどは高い洗浄力を持つ半面、お肌への刺激性が懸念されています。敏感肌の人は、このような洗浄成分が上位に配合されていないか注意しましょう。
・乾燥性脂性肌の方はアミノ酸系の洗顔料を選びましょう。 石けん系と比較すると肌への負担が低めなので、デリケートな肌でも手を出しやすいのですが、製品によっては洗浄力がマイルドな場合もあるので、オイリー肌の皮脂汚れを完璧には落としきれない可能性もありますので洗浄力が物足りない場合には、ベタつき対策ができる成分が一緒に入っているかをチェックしてくださいね。
化粧水の選び方
化粧水を購入する際は、自分の肌タイプに合った保湿力がある化粧水を選ぶのが基本。セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸など保湿力の高い成分配合のものを選びましょう。また化粧品には男性用と女性用がありますが、メンズ向けは皮脂対策に特化したものなど、男性の肌の悩みや肌質に寄り添った商品が多いのが特徴です。
ただ女性向けでも男性が使っても問題はなく、肌タイプに合っていることが重要です。 「脂性肌」は水分が不足しているため、皮脂を多く生成してしまいます。そのため、ニキビや吹き出物ができる可能性が高く、顔のテカリや脂っぽさが気になってしまうのです。「脂性肌」に必要なスキンケアは、水分をたっぷりと吸収させ、余分な脂分の分泌を減らすことになります。そうすることで毛穴をより滑らかに導き、引き締めることへとつながります。そうしてテカリを抑えることができるというわけです。しかし化粧水だけでは時間が経つにつれ蒸発してしまいます。そのため、化粧水の蓋の役割を果たしてくれる乳液なども使用することをおすすめします。
乳液の選び方
保湿力の高い乳液を選びましょう。保湿成分で肌にうるおいを与えることは、乾燥による皮脂の過剰分泌を抑えたり、ニキビの改善に効果的です。乳液に配合されている成分では下の成分が保湿効果が期待できます!
- コラーゲン
- セラミド
- ヒアルロン酸
- BG
- グリセリン
- スクワラン
- ユーカリエキス
- トレハロース
それと、商品によっては油分の多いものがあるので注意しましょう。出来るだけ使用感がさっぱりとしてべたつきが少ない乳液を選びましょう。油分の多い商品を使うとニキビの原因になることもあります。商品によっては「しっとりタイプ」と「さっぱりタイプ」に分けて販売しているものがあるのでベタつきの少ないさっぱりタイプを選ぶことがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか? 脂性肌と言っても様々な原因があり、タイプがあり、改善点も方法も様々です。 しかし、一番大切なのは「意識の改善」と「日々の積み重ね」と「努力」です。 なりたい自分を見つけてその自分に向かって頑張りましょう!